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イタリア人の彼と11.1.1に結婚、フランス・カンヌに移住。日々感じることを綴っています。


by koto_kotoko
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悲しい知らせ

今の気持ちを言葉にするのは、難しいのですが、
書くことで少しでも気持ちを整理したいと思います。

今は、日本時間で日曜日の25時半ぐらい(=月曜日の0時半)ですが、
22時半ぐらい、今から3時間ぐらい前に、
とても悲しい知らせを受け取りました。

私の心から尊敬する師、吉本武史先生が
2/18(金)18:34にお亡くなりになった、と。

吉本先生は、現代催眠の第一人者。
高田馬場のヒューマングロウスセンターで、
現代催眠療法について、多くの事を教えていただきました。

個人的にセラピーも担当していただき、
私の「今」に辿り着く手助けを、本当に沢山していただきました。

先生から頂いた最初の電話の事を、今でもよく覚えています。

2007年5月頃、まだコンサルタントとして働いていた時、
先生の事を偶然知り、講座に申し込みました。

申し込みの確認のために、先生が電話をくださったのですが、
知らない番号に、怪しみながら出たところ、
「もしもし、吉本と申しますが、今、お時間よろしいですか?」
と、物凄く温かい声が流れてきて、
オフィスの殺伐とした雰囲気とのギャップ(苦笑)に
戸惑ったのを、よく覚えています。

「どこでこの講座についてお知りになりましたか?」とか、
「今まで心理学を学んだことはありますか?」とか、
情報収集のための電話だったのにも関わらず、
先生と話しているだけで、心が温かくなってくるのを感じました。

何というか、話しているだけで、癒される感じ。
本当に、電話口から癒しのエネルギーがゆるゆると流れてきた感じで、
その1本の電話だけで、一気に元気になり、びっくり仰天しました。

電話1本で、ここまで出来るんだ、、、ということに、驚愕!!
しかも、カウンセリングでもなく、事務的な電話で!!
こんな先生が存在するんだ!しかも、この先生から教えを乞えるんだ!と思って、
オフィスで電話を握りしめ、一人、興奮!!

実際にお会いしても、本当に素晴らしい先生で、
「存在で癒すセラピスト」という究極の可能性を知りました。

懐が大きくて、暖かくて、バランスが取れていて、
セラピストというのは、結局、人としての在り様だ、という
私の信念は、ますます強くなりました。

最後にお会いしたのが、去年の11月半ば。
臨床心理士の2次試験について相談に乗ってくださりました。
結婚の事をご報告したら、とても喜んでくださり、
「年明けに試験の結果を報告しに伺います」とお伝えして別れました。

年が明け、病気のことを聞きました。大ショックでした。。。
奇跡が起こらないかと、日本から、イタリアから、フランスから、
祈りを込めて手紙を送っていたのですが、
ヨーロッパからの手紙は届かないうちに、旅立たれてしまったようです。。。

本当に本当に残念でなりません。
といっても、全然実感はなく、泣き疲れて、ぼーっとしているのですが。

先生の講座から、素晴らしい縁も拡がりました。
せめて、仲間に会って、悲しみを共有出来たらいいのに。。。

少しでも、吉本先生から教えていただいたことを
還元していきたい、と思うばかりです。

吉本先生のご冥福を心からお祈りしております。

p.s.
本当は、今日からイブレアのカーニバルが始まり、
(といっても、本番は2週間後ですが)
朝は6時起き、7時からイベントづくし!!

午前中だけで、50人ぐらいの彼の友達に会い、
そのお祭り騒ぎ(というか、お祭りそのもの!)をブログに書こう、
と思っていたのですが、まさかこんな内容になるとは思いもしませんでした。
# by koto_kotoko | 2011-02-21 00:57 | 徒然。。。

3週間

今日で、日本を経ってから3週間が経ちました。

最初の1週間は、イタリアの彼の実家にいて、
トリノやミラノに色々お出かけし、かなりみっちり詰まった1週間でした。

一転、フランスに来てからは、毎日何してたんだっけ?って感じで、
あっと言う間に時間が経った気がします(苦笑)

事務的なことに、ちょこちょこと時間を取られている気がするけど、
1週間前に滞在許可証の申請に行ったものの、
健康保険がないと申請出来ない、って言われ、結局まだ申請に至ってないし、
週末を除いて(笑)、何やってたんだか、、、という感じ。

これから、イタリアに移動して、
来週から2週間はトリノのイタリア語学校に行く予定です。
ちょっとは週の間も充実するかなー!?

Have a nice weekend!!
# by koto_kotoko | 2011-02-18 22:52 | Life - France
最終日は一番長くて、8:45開始(また15分のバッファ!笑)、18時まで。

まずは出産についてのビデオを見る。
受精してから、誕生までの様子を映像にしたもので、
生物だか体育の授業だかで、似たようなビデオを見た記憶はあるけど、
改めて、命って奇跡なんだ、と思うと、熱いものが込み上げてきた。
他の人はフツーに見てる中、私一人号泣。。。(苦笑)

10時からは、教会のミサに参加。
町の人がいつもの日曜日のように、沢山集まっていた。
特別な参加者、ということで、私たち7組のカップルは最前列に座る。

ミサの最後には、神父さんがそれぞれのカップルを紹介してくれた。
ひと組ひと組、名前を呼ばれ、皆さんに向かってご挨拶。私たちは、
「次は、教会から一番近いところに住む男性と、
教会から一番遠いところから来た女性のカップルです!」
って!あはは、その通りだ~♪ 
みんなが暖かい拍手を送ってくれて、とっても嬉しくなりました。

そして、神父さんが前方に座ってた子どもたちに向かって、
「Kotokoはどこから来たと思う~?」
って聞いたら、皆、一斉に、
「Cina Cina!! Cina Cina!!」
と。う~ん、やっぱり中国人と見分けがつかないよなぁ、と思ってたら、
「ジャッポ~ネ~!!」
と叫んでくれた男の子がいて、嬉しかったです。(^^)

その後は、集会場に戻り、お医者さんから出産についての説明、
そして、弁護士さんから、結婚(離婚)手続きについての説明を聞く。
イタリアはカソリックが多い割には、実は離婚が多いようで、
財産分与についてなど、なかなか実利的な内容でした。

その後は、皆でランチタイム!
ボランティアの人が用意してくれたんだけど、フルコースでかなり美味しかった~♪
レクチャーの途中に関わらず、赤ワインがばんばん振る舞われたし、
こういうとこも、イタリアだなぁ、と感じる(笑)

そして、長ーい休憩時間の後(ランチも含めて、2時間半ほど中断!)、
再び、ディスカッションタイムに。

今度は、カップルで、今後について話し合う。
お互いの自由時間と、カップルの時間をどう両立させるか、とか、
お互いの宗教やスピリチュアリティを、新しい生活にどのように取り込むか、とか、
今度のソーシャルライフをどのようにするか、など、5つの質問について話した。

が、ワインも飲んだし、日曜の午後だし、かなりぐだぐだな感じに(苦笑)
シェアリングの時間になっても、カップルからの発言が殆ど出ず、
いつの間にやら、神父さんのお説教タイムに。orz...
神の愛について熱く語る神父さんに反比例して、
皆のエネルギー値は、急降下していったのでした。zzz...

最後は皆で感想などをシェアし、修了書を受け取り、解散となりました。

こうやって時系列に書いてみると、
何だか遊んで(休んで?)ばっかりのトレーニングみたいですが(笑)、
私たちにとっては、とても意味あるものとなりました。

トレーニングが18時過ぎに終った後、家に戻ってパッキングし、
その後、イタリアからフランスに3時間半かけて、戻ってきたのですが、
(しかも、途中で友達のパーティに顔を出し、カンヌに辿り着いたのは24時過ぎ!)

帰りの車中、トレーニングで感じた事などをシェアしているうちに、
今まで話したことのなかった、お互いの宗教観なども話すことが出来たので、
このタイミングで講座を受けることが出来て、よかったと思いました。

例えば、「日曜日は礼拝に行きたい」という彼に対し、
今までは、一緒に行く気にはならなかった私。

でも、今回ミサに参加して、殆ど違和感を感じなかったので、
礼拝を「瞑想の場」や「自分と向き合う時間」と捉えて、
一緒に参加するのはありだと思うようになったこと、
とはいえ、子どもが生まれた時に「洗礼」を受けさせる、となると、
未だに抵抗があることなどを、正直に話すことが出来ました。

彼もちゃんと聞いてくれて、
これからもこんな風に、一つ一つの事を、丁寧に伝えていきたいな、と思いました。

以上、三部作の終了です!(^^)
長々とした文章を、読んでくださってありがとうございました~!!
# by koto_kotoko | 2011-02-11 00:18 | Life - Italy
カンヌは今日はぽかぽか陽気。
暖かくって、春も近い感じです。

火曜日の朝、マルセイユの日本領事館に依頼した出生証明書と婚姻証明書が、
さきほど、木曜日の昼時点で、もう送り返されてきて、大感激!!
日本のお役所って本当に仕事が早いなぁ。ほんとにありがたい~!

さてさて、結婚前トレーニングの続きです。

土曜日のトレーニングは、14:45から18時まで。
なんか中途半端な時間に開始するなぁ、と思っていたら、
遅刻&事前のおしゃべりタイムを想定して、
15分前集合なのでした(笑) さすがイタリアだな~。。。

まずは「結婚に必要なもの」についてディスカッション。
模造紙に家を描いて、そこに必要なものを皆で書き込んでいく、というもの。

「愛」「思いやり」「協力」「忍耐」「誠実さ」など、
抽象的な概念が一通り出る。

「ドア!二人だけの関係で閉じてしまうのではなく、
他の人も受け入れていくのが大事。だからドアが必要」
って意見が出て、その通り!と一同納得。

そして、神父さんが割って入る。
「大事な事を忘れていない?
いつも支えてくれている神の存在だよ」
と言って、家の下に"DIO(神)"とでっかく書き込んだ。

大事なことを忘れている、と指摘されたからか、皆、神妙な面持ちに。
が、、、私はかなりの違和感を感じた。

私にとっては、神様って「上」にいるイメージなので、
どうも「下」にいる、ってのがしっくりこない。

確かに、常に縁の下から支えてくれているのかもしれないけど、
上空から見守ってくれている、というほうがしっくりくる。
大体、お祈りするときだって、天を仰ぐよね!?

が、そんなことを発言して、議論を吹っ掛けるつもりはないので、
そのまま黙って聞いていた。ふむふむ~、と。

次に、男女に分かれて、同じ質問について話し合い、
後で合流して意見をシェア、というアクティビティに。

それまでは彼が通訳してくれていたのだけど、
(かなりざっっくり要約しつつも(苦笑)、頑張ってくれました!)
男女別になってからは、彼の妹が通訳してくれました。

質問は、
①教会で結婚することに決めた理由は?
②自分の元の家族、相手の家族と、自分たちは今後どのように付き合っていきたいか?
③結婚するに当たり、お互い変わる必要はあるか?

質問は3つあったのだけど、話はいろいろなところに脱線しまくり!
姑との付き合いの話や、価値観の違いの話、今までの喧嘩の話とか、
出てくる、出てくる、いろいろな話が!ちっとも途切れない!(笑)

私も意見を言いたくなって、英語で話して、妹にイタリア語に訳してもらった。
宗教や文化、価値観の違いを乗り越えた二人、ってことで、
皆、興味深く聞いてくれた。

でも、こういう話になると、古今東西、全く変わらないんだなー、と可笑しくなる。
男性は、結論や解決策をすぐ出そうとするけど、
女性にとっては、ただ、おしゃべりするだけでストレス発散になるもの。
ほんとにその通りで、心がとっても軽くなった。

そして、思わぬ副作用も。
男女別のディスカッションはほんの1時間半ぐらいだったのだけど、
合流してからは、どのカップルも、ラブラブ度が増していた♪

見つめあったり、手を取り合ったり、誰も話を聞いてないぞ~!(笑)
これからの二人のことを考えて、でも相手は側にいなくて、って状況が、
二人の仲をより親密にしたみたいでした♪♪♪

土曜日のレクチャーはこれにて終了!
# by koto_kotoko | 2011-02-10 23:03 | Life - Italy
先週の日曜日、2/6の夜にフランスに戻ってきました。
去年の9月中旬から4ヶ月半ぶりのカンヌ。
夏の賑わいは息を潜め、ひっそりとした感じです。

先週末、金・土・日の3日間は、
イタリアの彼の実家のすぐそばの教会で、
結婚前のレクチャーなるものを受けてきました。

(私の理解したところでは)
イタリアでは、結婚する方法が2つあり、
1つ目は市役所に行き、結婚を誓う人前式、
2つ目は教会で、神の前で結婚を誓う神前式。

私たちは、4月末にイタリアで結婚式をする予定なのですが、
彼の家族は熱心なキリスト教徒で、彼もカソリック。
なので、結婚は教会でするもの、と疑問を挟む余地は全くなし!

イタリアではどちらの場合にしても、その場で結婚が成立し、
その後、披露宴をする、というのが一般的(らしい)。
日本のように、入籍と式の日取りが異なる、ということはあまりないらしく、
まず、そこを理解してもらうのに、かなり(1年以上!?)かかった~(苦笑)

「結婚する日とパーティの日が異なるなんてありえないっ!」
「だ~か~ら~、私は外国人なんだから、
法的に結婚しない限り、イタリアに行けないんだってば!
そもそも観光ビザで入国したら結婚出来ない、って移民法を改訂したのは、
そちらのベルルスコーニでしょうが~!!」
ってことで、延々延々議論(喧嘩?!)しました(苦笑)。

数年経ち(苦笑)、やっと彼の理解も進み、
日本で結婚するのが一番手続きがスムーズだろう、ということで、
法的に結婚が成立したのが今年の1月1日。

となると、既に結婚が成立しているのに、教会で式を挙げられるのだろうか?と、
彼の両親や、彼はかなり心配していたのだけど、
幸い、神父さんが状況を理解してくれて、教会で式を挙げられることになりました。

が、そのためには、結婚前レクチャーたるものへの出席が義務!
教会によって回数や頻度が違い、
何度も行く必要があったり、半年かけて、なんてこともあるらしいけど、
幸い、私たちの教会は週末3日間のレクチャーでOK!
ということで、先週末に参加してきました。

金曜日は、21時に集合して、1時間程かけてスケジュールの確認や自己紹介。
私たち、7月に結婚する彼の妹カップルの他に、5組のカップルが参加。

彼女は教会で結婚したかったけど、彼が抵抗があり、
付き合って12年目でやっと彼が納得し、結婚を決めた40代半ばのカップル、
8歳の子を筆頭に、既に3人の子供がいるのだけど、何か足りない気がして、
神の前で結婚を誓うことにした20代のカップル、
彼女の方が7歳年上で、色々反対もあったのだけど、やっと結婚に至った、ってカップル、
二人ともこの町で生まれ、この町で育ち、この町で働き、この町にこれからも住む、っていう
私たちとは真逆のカップルなど、二人の状況は様々でした。

神父さんには一度挨拶に行ったのだけど、最初の挨拶で、
「みなさん、ようこそ。このように、
これから結婚するカップルを目の前にし、とても嬉しく思っています」と言った後、
「まず最初に、Kotokoに歓迎の意を表したいと思います。
彼女は国籍も宗教も違うけど、こうやってはるばるやってきて、
今回、このレクチャーに参加してくれることをとても嬉しく思います」と言ってくれた。
いきなり自分の名前が出てきてびっくりしたけど、歓迎されているのがとても嬉しかった!

自己紹介の時には、なぜか女性が主導権を握り、話し出すカップルが多かったので、
「今回は女性が強いね~!」
なんて笑いが!私たちの番が近づき、彼に、
「Kotokoも自己紹介やってみる?」
って言われたから、
「いいよー!(^o^)」
って言ったら、彼の方がびっくり!
冗談で言ったようで、もちろん自分がやるつもりだったらしい。

でも、実は私にとっては、こんな風に膝を突き合わせ、円に座り、
自分のことをシェアリング、ってめちゃめちゃ慣れた状況なんでした(笑)。
留学してる時も、カウンセリングを勉強していると、散々こういう機会はあったし、
NLPや催眠のクラスでもいっつもやってたこと!
ということで、確かにイタリア語だったけど、あまり緊張せずに話せました。

とはいえ、途中で詰まって、言いたいことが言えなくなったので、彼にバトンタッチしたけど、
彼がすごく喜んでくれて、やってよかったなー、と思いました!(^^)v

長くなってきたので、、、
2日目、3日目の話はまた~!
# by koto_kotoko | 2011-02-09 20:28 | Life - Italy